ホームページ作成プロジェクトの流れ

POINT

  • 制作ワークフローはプロジェクト全体のフローの一部でしかない
  • 制作段階で方向修正は難しい。設計段階が一番大事。
  • イベントや製品リリースなどキーとなるタイミングと同期をとる全体スケジュール
  • 各段階で担当する制作者の役割分担を明確にし、作業タスクを一覧化
  • クライアントにやってもらうことも明確にし、スケジュールに組み込む

サイト構築というと、サイトの設計から始まって、制作し、納品するまでのことを考える人が少なくない。しかし、実際のプロジェクトでは、クライアントの持つビジネス的な課題や戦略、現在のサイトの持つ課題を整理し、要件を定義してそれを解決するための具体的な手段をサイトで実現していくというフローになる。そのため、現状分析や課題解決の為の設計に多くの時間が費やされ、納品した後も効果測定や更新、リニューアルによるサイト価値の向上を図る必要がある。

例えば、2,3か月のサイトプロジェクトでも実際に制作している期間はほんの2~3週間であることが少なくない。しかし、一度、制作業務がスタートすると途中での軌道修正は非常に困難を極める。しかも、無駄になる時間やコストもばかにならない。制作途中で、その基盤となるコンセプトやサイトの目的、背景などがぶれないように、しっかりと設計に時間をかけ、クライアントにも納得してもらう必要があるだろう。また、制作にはデザイナー、プログラマーなど非常に多くの専門技能者が参加する。各々の役割分担を明確にし、ファイルの受け渡し、データの流れなど、連携作業がスムーズに行われるように準備、手配することも重要だ。

情報を共有する確実な方法として、メーリングリストやプロジェクトの専用ポータルサイトで運用する手もある。こうした製作スタッフ間の情報やデータの流れ、新奥の管理は日常的なものであり、結構時間もかかる。WEBディレクターとは別に進行管理を専門にウォッチして、問題があればディレクターにほうこくしてくれるようなプロジェクトマネージャーがいれば、より心強いだろう。また、スケジュールに大きく影響するのは制作業務というよりクライアントの都合であるケースも少なくない。

クライアント側で設計、デザイン、コンテンツなどを確認してもらうために社内で時間がかかったり、予定していたコンテンツに必要な素材が支給されなかったり・・・・、非常に急いで作る予定だったため、スタッフを苦労してアサインしてみたが、クライアント都合でプロジェクトがペースダウンするなんてことは日常茶飯事だ。しかし、スケジュールが伸びるのは、クライアント的には問題なくても、制作者にとっては、せっかく作業のために空けてある時間をみすみす無駄にすることになる。ホームページ作成コスト全体が変わらなくても、制作者の拘束時間が長くなれば、利益を圧迫し、ひいては大変だたけど赤字という事態にもなりかねない。時間はそのままコストに跳ね返るものと肝に銘じて、クライアントに対してもしっかりと時間管理を行うように心がけよう。